4/15、4/23日実施
4/15、4/23日実施
4月15日、23日に開催したキックオフセミナーの参加者(2日間計)で最も多かったのは、東大生。続いて、慶應生です。理系、文系問わず多くの学生に参加頂き、合計116名の申込があり、大半の学生にご参加頂きました。
YC塾がこれまで実施した中で、最も多く参加頂いたセミナーとなりました。
キックオフセミナーの主な内容
各業界の概略の説明と、各業界で良く採用される選考プロセスを紹介しました
外資系投資銀行、戦略コンサルで課されることの多い筆記試験を体験頂きました
ケース面接の初期対策として戦略コンサルで出題される形式のテーマを実際に解いて頂きました
志望動機、自己PRを中心とした頻出の質問を基に、面接選考を実践頂きました
今回のセミナーでのフィードバックでも、他セミナーでもメンターから「構造化して考えよう」と言われることがあるかと思います。 間違いなく、グループディスカッション選考を突破するには重要な考え方なのですが、多くの人があまり理解出来ていないと思います。構造化とは何なのか、よくある事例を基に考えてみたいと思います。構造化を指摘される場合は、以下2つのケースが多いはずです。
①課題や打ち手に網羅性がない、レベル感がバラバラであるケース
例えば、課題として「1.従業員が足りない、2.お金が足りない、3.設備不足」という3つを挙げた場合には、具体性は乏しいものの、レベル感が揃っていて、網羅性も感じられます
但し、工場管理を行う人員が不足している、接客する人も足りない、投資費用がない、という3つを上げた時には、レベル感がバラバラであることに加えて、網羅性が感じられず、本当か?という疑問が生まれます。こういう時には、冒頭申し上げた1、2、3の内数として、小さなレベルの課題を整理/グルーピングすることが構造化になります。
②トップダウンで考えた時に明らかに不足しているものがあるケース
こちらはボトムアップで考えるというよりも、利益を分解するときのように、トップダウンで物事を考えたケースを想定しています。例えば、利益というと、皆さん、「売上」マイナス「コスト」というふうに考えると思います。これは構造分解として、MECEで適切です。
しかし、利益以外の場合においては過不足なく分解出来ていないケースがあります。例えば、あるアプリの売上を方程式に落とす場合に、利用者数×利用単価という風に分解します。ここまでは間違っていないのですが、利用者数が年間ののべなのか?ユニークカウントなのか?という定義が曖昧であったり、利用単価と言う場合に初回のみしか考えないケースがあります。これではMECEに分解できているとはいえません。例えば、年間ユニークカウントの利用者数×平均利用月数×月当たり単価というふうに分解するなどしなければMECEではないのです。構造をしっかりとらえて、分解出来ているかも意識してみてください。